6日の朝5時、台風がまだ上陸するずっと前なのに
大雨で列車が運転中止になりました
指令からの電話で起こされて呼び出しを受けてから38時間半・・・
会社を出られたのは7日の19時半でした(o_ _)o

今回の台風はウチの線区もまともに直撃されてしまって
至る所で倒木が電線を切断したり
水路であふれた水に線路の砂利がさらわれてしまったり
線路沿いの川では洗屈が起きて大規模な陥没も発生しました

私はと言えば、断続的に降り続く大雨の中
安全確認のため軌道用のスクーターで不通区間を何回も往復したり
夜は事務所に残って、夜通し現場との連絡や指示をしていましたが
結局あまりにも被害が多かったため、当日中の運転再開はできませんでした

現場では隣の現場の状況がわかりませんし
指令では現場からの報告を頼りに、とにかく列車を動かすために努力していますが
結局駅に情報が行くのは最後になってしまいます
一応指令に詰めてる広報さんがHPの運行情報を随時更新していますが
お客様の全部がネットできるわけでもなく・・・
とにかく、お客様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません

しかし、線路が100%安全であると確認できない限り
列車を動かすことはできません
それはもちろん、お客様のためなのです
そして同時に、現場に出ている人間の安全も確保しなければならないのです

ニュースの交通情報でやってる
「列車運転見合わせ」
の裏では、こんなことをやってる人間もいるんだなって
知ってもらえれば幸いでございます
2007.09.12 (Wed) 23:42 CM2. TB0.
[ 趣味・実用 : 鉄道 ] [ 分類 : 保線の仕事 ]
  
コメント

お仕事お疲れさまです。m(_ _)m
今回の台風は、勢力が強いと聞いていたのでとても心配していました。
(大雨、洪水の時には、、祖父がずっと帰ってこなかったということを母から聞いていたので・・・。)
列車が安全に走れるのは、線路を守ってくださる方々がいらっしゃるからなのですよね。
「列車運転見合わせ」 の裏では、安全を守るために一生懸命に動いてある方々がいらっしゃる・・・・そして、列車が走り出した時に、「ありがとうございます。」そんな気持ちで乗車しなくては・・・そう思いました。
---------- sara [ 編集] URL . 09/13, 22:33 -----

>saraさん
ありがとうございます
自然に囲まれた線区なので、(田舎といいますが)
こういう場合は仕方ないもかもしれませんね

現場へ出た際には、私立ちだけではなく、お役所の方や、
電力会社、NTTの方も飛び回っておられてました
決して私たちだけが大変なのではなく、各自が各自に任された部分に対して
全力で対処していくことが必要なのだと思います

復旧直後の列車に乗られた際は、車窓に作業員の姿が見えるかもしれません
疲れているはずですが、走っていく列車を見送る顔は満足感にあふれているはずです
---------- oomatipalk [ 編集] URL . 09/15, 01:14 -----
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