相互式継目


日本では一般的にレールの継目は左右同じ場所にあります
これを「相対式継目」と呼びますが
地方鉄道の曲線区間において、レールの長さ調節を目的に
継目位置が左右でずらして配置されることがあります
これを「相互式継目」と呼びます

相対式と相互式のわかりやい図はこちら
(リンク先 駅・・・素敵な想い)

位置情報(google map)



相対式のレールの長さ調節について

曲線半径と言った場合、それは軌間中心線のことであり
狭軌(1,067mm)の場合、外軌レールの半径は+533.5mm
内軌レールの半径は−533.5mmになります
そのため、内外軌レールにおける曲線長も、外軌レールのほうが長くなります
レールの基本長は25.0mなので、これをそのまま曲線に配置すると
継目位置がずれていってしまいます。このズレを目違い量と呼びます。

曲線長に合わせてズレた分だけ内軌レールを切ってしまえば簡単なのですが
1本辺りの目違い量は数ミリですし、切断には手間も時間もかかります。
また、レールには継目ボルトを通すための穴が2つ明いているので
切断面がボルト穴に干渉しないように、
目違い量が一定の量を超えた際にレールを切断していきます。
その際、2つの穴のほぼ中間でレールを切断して、
切断前に外から2つ目だった穴を1番目として利用し、新たに内側に1つ穴を明けます
50Nレールにおいては切断長は130mm、切断後のレール長は24.87mとなります
このように加工したレールを1目切りレールと呼びます。

一例ですが、50Nレール曲線半径600mの円曲線において
円曲線長が275m(レール11本)あたり
基本長が7本、1目切りが4本の割合で使用されます
また曲線半径400mでは基本長が5本、1目切りが6本の割合になります

相対式継目の曲線においては、このような内外軌レール長の調節を行いますが
相互式の曲線内については、基本長のレールをそのまま使うことができます。
ただし、上の写真の一番手前左レールのように、
曲線の両端においてはレール長の調節が必要です。
08.04 (Sat) 23:12 CM2. TB0.
[ 趣味・実用 : 鉄道 ] [ 分類 : 普通鉄道 一般軌道 ]
[ タグ : 一般軌道 ]
  
コメント

こんにちは

相互式継目の線路の写真を初めて見ました。
感激しています。( ^ ^ )

そして、相対式のレールの長さ調節のお話しを読ませていただいて
レールを切断する時は、ボルトの穴のことも考えて加工してあったということを知り、本当に勉強になりました。
相互式の曲線内については、基本長のレールをそのまま使うことができるのですね。

こちらにお邪魔させていただくと、レールを身近に感じることができて うれしくなります。
そして、たくさんの線路の写真を拝見して、線路がこんなに力強くて優しいものなんだなって思ってしまいました。



---------- sara [ 編集] URL . 08/05, 13:31 -----

saraさんこんばんは

こんな記事で参考になりましたら幸いです
相互式の継目はJRの線路ではまずお目にかかれないと思います
相互式は曲線中の左右レールの長さの違いを考えなくていいので
初期の鉄道ではよく用いられたのではないでしょうか

僕は線路より上のものにはあまり興味がないので
これからもこんな感じでいろんな線路を紹介できればと思っています
もしよければこれからもよろしくお願いします〜

ただ唯一好きな車両が、熊本でまだ走っているので
それは現役の内に見に行きたいです(笑)
---------- oomatipalk [ 編集] URL . 08/05, 23:28 -----
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