無道床橋梁上シーサスクロッシング

京急本線 - 六郷川橋りょうの記事を書いた際、
コメントをいただいて存在を知った次第です

位置情報(googlemap)

無道床(道床バラスト=砂利が無い)橋梁上に分岐器が設置されることは珍しいのですが
それには理由があります
一点目は、分岐器敷設部分の橋梁の荷重構造等が複雑になり
設計や施工、経済面で不利な部分があること
二点目は、橋梁自体に加えて分岐器に対する締結、締着部品、
パッキン等が非常に多くなり、保守が難しくなること
また保守作業上も足場が悪く、隘路となってしまうため
三点目としては、上記の影響で保守が追い付かない場合
ポイント部での不転換、トングレールはね上がりによる開口などが生じる恐れがあること

このような理由で、よっぽどのことがない限り
無道床橋梁上に分岐器が設置されることはないのです
言い換えれば、京急川崎やこの東武浅草は、非常に制約のある線路用地の中で
橋の上でも構わないから分岐器を設置する必要がある。ということになりますね

(2010.02.16追記)
東武日光にも橋梁上の分岐器がありました

内方分岐器
東武伊勢崎線-東武浅草03
上のシーサスの先にある、ホーム手前の急曲線上の分岐器です
こんな感じなので、ホームの中までカーブが続いています
電車に乗るのも命がけです(笑)

橋梁橋台裏近接分岐器
Panasonic_P1040875.jpg
東武伊勢崎線北千住-小菅間、荒川放水路橋梁の北千住側に設置されている分岐器です
無道床橋梁上もそうですが、橋梁の橋台裏(橋の付け根の岸側)付近に分岐器を設置することも
避けた方が良いとされています

理由としては、橋台裏は一般に道床の沈下量が大きく
同時に線路の高低変位(偏位)量も大きくなります
この結果列車が動揺し、乗り心地も悪くなります
保守も難しく、橋台裏から分岐器までは
20m(一車両長)以上離すのが望ましいとされています

また地形上、線形上避けられない場合は
橋台裏をコンクリート路盤等に置き換え、
沈下の無い路盤構造にする必要があるとされています

位置情報(googlemap)

参考資料
鉄道現業社:保線問答集 上・下巻
  
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