右片開分岐器(37kg)

厚床からバスに乗りました。お客は私一人
次の奥行バス停で下車したので、バスのお客はいなくなってしまいました(笑)
バス停から道路を直行するように、線路が残っていました
分岐器の転轍機はさびついていて動きませんでした
写真は中標津側から厚床方面を見ています

手動式横取装置(分岐器型)
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そのまま進んで駅構内厚床側に残っていた横取装置
現在のJRのように横取レールをバネで上からかぶせるタイプではなく
名鉄のように分離してあるレールを必要時に接続するタイプですね

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横取レールも藪の中に残ってました

位置情報(googlemap)

横取レール
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軌道用自転車の車庫跡から直交レールが延びていました
若桜にも同じような物がありました

保線管理室
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管理室の建物も残っています

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(落書きは無視するとして)
作業行程伝達の黒板もそのままです
「累計」は降雪量の累計
「寒度」は凍上予測の積算温度のことでしょう
(2010.07.01修正)

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物置ですが、古レールとマクラギでできていました

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その中で読めた刻印
上が CAMMELLS STEEL.W.1902 ● SEC60
下がまたしてもR.S.W 1907. I.R.Jですw

転車台跡

釧路から快速はなさきに乗って、目指すは根室…ではなく厚床で下車
旧標津線の分岐駅だった厚床には、転車台のピットだけが残っていました

位置情報(google map)

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線路を渡って、近くまでお邪魔してみました
中央の桁を支える土台が残っています

現役時代の写真を探してみたら見つけたのでご紹介します
C11 133 (標津線・厚床・転車1 1974.01) / ★福chanのSL写真(北海道・東北編)★

上路式の桁があったみたいですね

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円形レールのタイプレートも残っています

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なんで機関車は入線禁止なんだろう?

2010.06.24 (Thu) 23:24 CM2. TB0.
[ 趣味・実用 : 鉄道 ] [ 分類 : 普通鉄道 ターンテーブル(転車台) ]
[ タグ : 転車台 ]
動輪碑

釧路駅前に設置されているモニュメントです
SLの動輪の下には30kgレールが敷かれていました

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レール部の拡大
R.S.W 1907. I.R.J
Rheinische StahlWerke(ドイツ ライン製鋼所)製 IRJは旧国鉄発注を表しています
洞爺駅の柱にも使われていましたね

位置情報(google map)

スノーシェルター内分岐器(両開)

札幌を後に一気に釧路へ向かいます
特急の先頭には入れなくなってしまいましたが、最後部はまだ大丈夫です
なので後ろ向きに写真を撮ってみました
こちらは東追分構内札幌側の分岐器になります
これだけ立派なスノーシェルターがあれば雪も大丈夫ですね

位置情報(google map)

スノーシェルター内乗越分岐器
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こちらは東追分構内釧路方のスノーシェルターです
目を凝らせば安全側線の緊急防護装置も見えますね

スノーシェルター内分岐器(両開弾性)
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転轍棒も2本引きですし、結構な高番数分岐器のようです
楓信号場では20番両開弾性分岐器が設置されているそうなので、ここも20番なのでしょうか

スノーシェルター
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安全側線の分だけシェルターが広くなってますね

参考リンク
津軽鉄道 - 津軽飯詰
上路式転車台+扇形庫

札幌から旭川方面へ一駅、苗穂駅の北東側に扇形庫と転車台がありました
出発前の下調べの段階では、どう考えても外部から写真を撮るのは難しそうだったので
車内からの連続写真で狙った結果がこの写真です。ボツ写真が20枚ほどあります(笑)
こちらの転車台はまだ現役だそうです

位置情報(google map)

参考リンク
全国に現存する13の扇形機関庫~旧苗穂機関区(現苗穂運転所)扇形機関庫
/ 津山が誇る鉄道文化遺産 ~旧津山機関区 扇形機関庫~

トレイン・オン・トレイン モックアップ
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在来線貨車をそのまま新幹線規格の貨車に積み込んで
青函トンネルを高速通過させる装置の実物大模型です
詳細は参考リンクをご参照ください

参考リンク
トレイン・オン・トレイン始動。(上) (下) / 編集長敬白
トレインオントレイン苗穂工場に姿を現す / Hokkaido Rail Photo Gallery

南北線 - 大通


東西線 - 宮の沢
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札幌の地下鉄は、ゴムタイヤ駆動の中央案内軌条式の鉄道です
世界でも札幌だけのシステムです
ただし、南北線と、東西・東豊線は案内軌条の形状が違っています

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交通局交通資料館に展示してあった案内軌条
エ型断面が南北線の案内軌条(310×445×20×20 107kg/m)
⊥型断面が東西・東豊線の案内軌条(399×311×25×25 137kg/m)です

南北線 - 真駒内
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終点真駒内到着直前の亘線×2です
構造上シーサスにはできないのでしょう
写真をクリックすると、奥の分岐器の拡大写真になります

南北線 - 自衛隊前
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直線側開通状態の分岐器です
分岐部ではエ型断面が⊥型になるんですね

東豊線 - 福住
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こちらの分岐器は案内軌条の断面は変化しないようです

東西線 - 宮の沢
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札幌の地下鉄は終点のその奥で車両の折り返し作業を行うため、終点部を見るのが難しいです
この写真も、肉眼では見えなかったのでバルブで撮ってみました
緩衝器が2か所あるようですが、車止標識は無いみたいですね

以下車両

直角平面交叉クロッシング部(保存)

写真をクリックすると解説板の拡大になります

解説板によれば、「ダイヤモンドクロッスイング」らしいですw
四丁目線南1条十字街とは、現在の市電大通電停東側の交差点のようです

位置情報(google map)

HTレールと50PSレール
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クロッシングと並んで、HTレールとPSレールが2本ずつ並んでいました
HTレールを見たのは初めてです

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HTレールの刻印
継目穴 5 ○S 1967
穴のところには何が打ってあるんだろう

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50PSレールの刻印
← 50PS ◇S 196?

1962~1970年の○Sは八幡製鉄製
1952~1970年の◇Sは富士製鉄製です

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クロッシングの奥に置いてあった分岐器ポイント部
トングレールは弾性かと思ったのですが、実は関節ポイントなんだそうです(6/8加筆訂正)

参考リンク
札幌市交通局交通資料館
(歴代の鉄道用)レールの種類について / 古レールのページ

以下車両

扇形庫と転車台

小樽駅からバスに乗って、総合博物館へやって来ました
扇形庫の中には、動態保存されているアイアンホース号がいました

下路式三線軌道転車台
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アイアンホース号の軌間は914mm(=3フィート)だそうです
1,067mmのレールとの三線軌道になっています

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2015/02/26撮影
冬はこんな感じです

位置情報(google map)

上路式転車台
Panasonic_P1160653.jpg
アイアンホース号手宮駅南側にある転車台です
左側がホーム、正面奥側が機回し線です

DMC-GM1_P1060415.jpg
2015/02/26撮影
転車台が完全に埋もれてますねw

位置情報(google map)

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914mm軌道、左側の車両はアイアンホース号の客車です
右側の1,067mm線路とは切り離されていますね

参考リンク 小樽市総合博物館

ちなみに、足尾銅山観光のトロッコも914mm軌道です